あまりにもたくさん増えすぎてしまったヨガの種類。全部は網羅できませんがこちらで少しご紹介したいと思います。
◆アシュタンガ・ヨーガ (Ashtanga yoga)
パタビジョイス(Sri K Pattabhi Jois)師によって確立。正式名称はアシュタンガ・ヴィンヤーサ・ヨガ。マドンナ、欧米セレブに人気。現在のパワー系ヨガの源流ともなっているヨガ。呼吸と共にアーサナ(ポーズ)を行う。しかし実際はラージャ・ヨガの修行体系をいい、このことはヨガ・スートラ第2章29節に記述されている。サンスクリット語でAshto(アシュト)は8を表し、anga(アンガ)は枝を意味する=八支則の意味。
◆ハタ・ヨーガ (Hatha yoga)
潜在的なエネルギーを引き出すことを目的とするヨガ。
「ハ=ha」は、太陽、吸う息「タ=tha」は月、吐く息を表している。
よって「ハタ」は、太陽と月、陽と陰が一つに結ばれたものを意味します。
アーサナ(姿勢)、プラーナーヤーマ(呼吸法)、ムドラー(印・手印や象徴的な体位のこと)、クリヤー(浄化法)、バンダ(制御・締め付け)などの肉体的操作により、深い瞑想の条件となる強健で清浄な心身を作り出すヨーガでもあります。
1つのポーズをとったまま一定時間静止した上で次のポーズに移るスタイル。
なお、スポーツのストレッチなどはハタ・ヨガのアーサナ(姿勢)に由来している。
◆ラージャ・ヨーガ (Raja yoga)
瞑想を中心に行うヨガで、自己を深いレベルで観察し、欲望や執着を手放し、この世のあらゆる事象に対しての正しい認識を得ることを目的とする。ラージャ・ヨーガをアシュタンガ(アシュ:8つ アンガ:枝、部門)・ヨーガとも言う。
「ラージャ」はインド語で「王の」という意味で、根本教典はパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』(紀元後2-4世紀)である。
今日アシュタンガ・ヨーガ=アーサナと受け取られているが、誤りである。
◆カルマ・ヨーガ (Karma yoga)
日常生活を修行の場ととらえ、動機を持たず、結果に執着せずにただその仕事をする。また善行に励みカルマの浄化を図るヨーガ。カルマ・ヨーガの教典は『バガヴァッド・ギーター』。
◆バクティ・ヨーガ (Bhakti yoga)
愛情のヨガといわれるヨーガ、
自分の信じる神という存在への純粋な愛を培い全てを神の愛と見て生きるヨーガ。自らの全てを神に捧げ、その見返りは一切求めないというもの。
◆ギャーナ・ヨーガ (Jnana yoga)
人間が霊的に成長する3つの道の1つが、知識の道(ギャーナ・ヨーガ)であり、哲学的思索により感覚を制御して真理に到達する方法。難易度の高いヨーガといわれている。
ギャーニ(ジュニャーニ、jnani) 。
◆マントラ・ヨーガ (Mantra yoga)
マントラ(密教でいう真言)を使うヨーガ。マントラを唱えることで、精神を統一し解脱を目指すものです。
◆ジャパ・ヨーガ (Japa yoga)
マントラ(特に、神の名)を繰り返し唱えるヨガ。
◆クリヤー・ヨーガ (Kriya yoga)
ヨーガ・スートラで説かれるラージャ・ヨーガの第二段階「ニヤマ」のうち、苦行、読誦、自在神への祈念の3つをクリヤー・ヨーガという。ここでのクリヤは浄化の意味ではなく、準備段階という意味。